ラズパイは電源を入れたら起動する仕組みになっていて
USBも基本つなげっぱなし。
開発中は作業の終わりでシャットダウンしたり、再起動を頻繁に繰り返すので
USBのマウントをいちいちコマンド入力するのは面倒に感じる。
そこで今回は、ラズパイを起動したら自動でUSBをマウントするよう設定する。
写真を定刻撮影するので、そのデータをSDカードに書き込むと
SDカードの寿命を縮める。
なので、写真データは外部メディア(USBメモリ)に保存するのがベストである。
手順
- USBを挿した時のマウント先を確認する。
- USBのフォーマットする。
- USBのUUIDを確認する。
- /etc/fstab を編集する。
- 再起動して確認する。
マウント先を確認する。
dfコマンド
本来はディスク容量を確認する為のコマンドらしい。
dfと入力し、Enter。
ファイルシスの列に/dev/sda1があれば、それがUSB。
その行の一番右にマウント位置が表示される。
最初は/media/pi/USB DISKというパスになっている。
知らない間にデスクトップにUSB DISKフォルダが作られていた。
フォーマットする。
新たにUSBを使うので、フォーマットする。
私自身は、フォーマットが上手く出来ておらず
ファイルシステムを設定できなかった。
ファイルシステムにも種類があって
Linux標準はext2
windowsはvfatなどなど。
詳しくはこちらのページの中ほどに記載されていました。
詳しく知る必要はないが、
OSによって違うというのは認識しておくべき。
トラブルになったら、フォルダの形式すら疑わないといけないのです。
フォーマットのコマンド
sudo mkfs.ext4 /dev/sda1
このコマンドでext4形式になるはず
※試していないので悪しからず。
USBのUUIDを確認する。
UUIDとはUniversally Unique IDentifier
ユニバーサル・ユニーク・アイデンティファイア
重複のないIDを使う必要があり。
ラズパイにどのUSBですか?と聞かれたら
このUUIDのUDBです!と答えるイメージ。
UUID確認のコマンド
sudo blkid /dev/sda1
UUID=”*****”と表示されるので
紙と別のファイルにコピーしておく。
/etc/fstab を編集する。
冒頭にも書いた通り、ラズパイを起動したら
任意のフォルダにマウントしたいので、/etc/fstabを編集する
fstab:File System TABle:ファイルシステムテーブル
これをviコマンドで開く。
sudo vi /etc/fstab
以下のコードと先ほど控えたUUIDを記入する
追記コード
UUID=**** /mnt/usb0 auto defaults,noatime,nofail 0 0
****の部分に確認したUUIDを記入する。
コードの説明。
・/mnt/usb0 はマウントさせたい場所
自分で好きなパスを入力。
・autoはvfatなどファイルシステムを記入する。
autoでも出来るを見たので、実際に試したら出来た。
フォーマットの時に指定出来たのであれば、それを記入したら良い。
・defaultからはオプション
atimeはファイル読み込み時の時刻をタイムスタンプするオプション。
noを付けて不要とする。
nofailはUSBが失敗してもOSが立ち上がるようにするオプション。
再起動する。
これは簡単。
sudo reboot
その後もう一度、dfコマンドでUSBのマウント先を確認しておけばOK。
追記 USBの中身を削除する
コマンドはrm
これはリムーブの略語かな?
sudo rm ~~
といった感じで~~はファイル名を指定する。
*はワイルドカード的な扱い
例えば
2022年1月10日3時45分のファイル名を
202201100345
2022年1月10日3時55分のファイル名を
202201100355
として、二つを同時に消そうとすると
sudo rm 202201103*5
となる。
何かしらの規則性をもってファイルを作っているはずなので
その規則に従って、ファイル名を指定すれば良い。
コメント