鼻中隔湾曲症 手術の体験談その3(術後)

術後当日

麻酔が入ったときに、喉に管、尿道カテーテルも挿入されるそう。

尿道カテーテルについては、病院であまり話に上がらないので
男性の方は、よくよく話を聞いておいたほうがいい。

手術時間は3時間+麻酔回復に1.5時間

手術室に入るのも初めてで、緊張というよりワクワク。

術前に合併症が・・・や、万が一・・・的な脅し?は聞くけど
大概そんなことにはならんだろと思っているので、気楽なもんです。

小便が痛い

4回目くらいにようやく気にならなくなった。

最初はあまりの痛さにビビッて小便が止まるほど。
覚悟が必要でした。

寝れない

横になると、鼻の血がどっと喉に落ちてくる。

起きてても、多少落ちてくるし、鼻の入口のほうに出てくる。

結局その日はずっと、血痰を吐いたり、鼻の詰め物(綿球)を交換したりで
まともに寝た記憶がない。

鼻もずきずきするし、そのせいか頭痛もする。

涙が止まらない

目と鼻は繋がっているというのは有名な話ですが、
まさか影響しているとは気づきませんでした。

術後から、涙が止まらず、
変だな~と思っていました。

看護師さんに話をしたら、部屋が乾燥しているからかも?
といった回答。

いまいち、腑に落ちなかったので
術後しばらくして、耳鼻科の先生に話をしたら、
鼻が詰まっているので、涙が出やすくなることがあります。とのこと。

目と鼻がつながっていることを強く実感しました。(笑)

術後直後の感想

鼻中隔湾曲症 で検索すると、日帰りのページをよく見かけるが
数日は入院したほうがいい。

おそらく、手術の方法によっては、日帰りができるのかもしれないが
鼻血やそれに伴う血痰はどんどん出るし、
家のほうが逆に煩わしいことが多い気がする。

点滴・抗生剤・血圧・心拍などなど、経過観察してくれるし
そういう意味でも、鼻中隔湾曲症の手術は入院するものと思って挑むべきだと痛感しました。

術後1日経過

朝食のおかゆも普段通り食べられない。

術後にガーゼが詰められているそうで、常に鼻が詰まり口呼吸状態なので
おかゆですらむせそうになる。

朝食の味噌汁は最強である。
口に広がる塩分は味噌汁に限る。

これは過言ではない。

鼻のガーゼを取る。

午前中に耳鼻科でガーゼを取ることに。

ぱっとみ3~4cmの筒状になったガーゼがごぼっと出てきた。

初見では結構ビビる。

事前にロキソニンを飲んでいたので、痛みが少なかったのかも。

ハナクリーンのPVは嘘

ハナクリーンと呼ばれる、洗浄器を購入するのですが
こいつ、なかなかのくせもの。

簡単に言えば
声を出しながら、右の鼻に生理食塩水を注水して、左の鼻から出す。

病院でも使い方のDVDを見た。
嫌な顔せず、女性や子供がやっているのを見たので、余裕なのかなと思ったら大間違い!!

確かにツンとすることはない。

ちゃんと鼻に当てないと、右に注水して、そのまま出てくるので意味がない。

水切れの時は空気と一緒に液体が入ってくるので
その勢いで口に流れ込んでくるので、非常にしょっぱい。

術後2日経過

鼻の痛みも無くなって、体的には元気そのもの。

ハナクリーンも強く押すと口への流入が発生するので、
その力加減もなんとなく分かってきた。

生理食塩水が異常にしょっぱい。

血が喉に来るのはなくなってきた

さすがに2日経過すれば、喉への流れる血もなくなって、夜が楽になる。

まだ綿球は欠かせないので、鼻呼吸には程遠いが進歩である。

先生によって処置対応も様々

術後経過観察もしてもらっているけど、先生によって対応も様々

部分麻酔をシュシュっと入れて、吸引する時間がお薬タイプ。
ガーゼに含ませて、鼻の奥までゴリゴリ入れて、ガンガン吸引のパワータイプ。

どっちがいいかはその人次第だけど、私は結局パワータイプのほうが良い。
(結構痛いけど。)

自分で鼻を噛めないのであれば、ガンガン吸い取ってくれたほうが助かる。
(間違いなく痛いけど。)

アトピーは激化

これがやっかい。

もともとアトピー持ちなので、手術の影響か、体が過剰に反応しているらしい。

病室が乾燥しているし、水分もあまり取れていないせいだと思っていたけど
それだけでは無いようだ。

確かに耐えがたい痒み。持ってきた塗り薬を塗っても、効き目なし。

そもそも手の甲に点滴用針はついたままで塗りにくいし、鼻ということで顔周りは触りにくい。

ステロイドの飲み薬を処方してもらい、対処することに。
(ステロイドの飲み薬があることを知らなかった。)

鼻中隔湾曲症に限らず、アトピー持ちの方は、手術後にかゆみが激しくなったことはすぐに伝えて薬をもらうべき!!

術後4日経過(退院日)

鼻の状態は良好に

寝るときの鼻詰まりはだいぶ軽減されて、夜寝れなくはない状態までなった。
けど、鼻血混じりのねばねば系鼻水は止まることはなく、家でも少々苦労する予感。

寝起きはちょっと辛い

耳鼻科で処置した後は、鼻が潤っているので、気にならないが
朝目が覚めると、鼻の中がカピカピなのがすぐわかる。

顔を動かしずらいとさえ感じるレベル。

一応、マスクを着用して寝ているが、寝てる間に取れたりするので
起きている間だけでも、乾燥に気を付けようと思う。

通院も必要

退院後も経過観察として通院が必要で
最初は週1。徐々に間隔を開けていくそう。

実は削った軟骨は移植したらしい。

正直、どういう処置がなられたかはっきりとはわかっていないが、
削った鼻中隔(軟骨)部分は、鼻中隔の別の場所につけたらしい。
一応の補強ってことかな?

それが定着するまで1か月はかかるそうで、
鼻先を押すことは当分禁止と言われました。

鼻を挟む方向にちょっとは許されたので
恐る恐る鼻を噛むこともできるようになってきた。

術後約1か月経過

量は減ったとはいえ、未だに寝起きの膿?のようなものは出てくる。

日々のハナクリーンは継続中で休日は4、5回するようにしている。

さすがに慣れたもので、口の中に流れてきても
しょっぱいな。と思う程度で、当初の嫌気もなくなってきた。

なんなら、のどの汚れも取れているのではなかろうか。

あと、ハナクリーンで液通し中に、ふんっ!!と鼻から息を出すようにすると
勢いよく生理食塩水が出て、それと同時に膿のようなやつも出てきて非常に気持ちいい!

やりすぎ中にかもしれませんが、癖になる気持ちよさ

結果的には手術してよかった

なんだかんだと出来事を書きましたが、今はすっかり鼻通りが良くなり
鼻詰まりとは無縁の生活を送っています。

術前でも、片鼻は通るため、息ができないわけでもないし、命に関わるわけではないので、やる必要はない。

でも、今後将来において、鼻中隔湾曲症のせいで発生する鼻詰まりは無くなること。

生活の質が向上したとみて、間違いない。
これは、生活家電を買うのと同じ感覚かもしれない。

家族・仕事と周りの人にスケジュール調整は発生するものの
終わってしまえば、こっちのもの(笑)

手術と聞いて尻込みする気持ちも分かるが、是非やった方が良い。

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